資生堂の歴史
資生堂は1872年、日本初の洋風調剤薬局として東京の銀座に西洋薬学を学んだ福原有信が創業しました。
そして、それまで日本になかった医薬分業システムというビジネスモデルを打ち出したのです。
1916年、化粧品部門が作られ、薬局から独立しました。
ここから、高い品質とモダンな雰囲気の資生堂化粧品が誕生したのです。
第二次世界大戦後の1949年にはグローバルマーケットの拡大を図り、女性の新しい生き方を提案したのも資生堂でした。
以来、美と健康の総合産業へと展開され、さらなるグローバル化、クラウド化の展開もなされ、ますますの発展を遂げている資生堂です。
主な事業内容は?
主に化粧品事業を展開し、日本を拠点に中国、アジアパシフィック、米国、欧州などへのグローバル化が進んでいます。
デパートや専門店でカウンセリング中心の事業展開の高級化粧品のプレステージ、デザイナーとのコラボを中心にファッション性の高い化粧品販売のフレグランスという部門が展開され、好評を得ています。
その他には、ドラッグストアや量販店での中低価格の商品が中心のコスメテクス、ドラッグストアや量販店を中心にシャンプー等のヘアケアやボディケア用品等を扱うパーソナルケア、ヘアサロン向けのヘアケア用品のプロフェッショナルもあるのです。
化粧品やヘアケア用品以外にも、資生堂パーラーを代表とする数々の食品部門もあります。
強みとは?
資生堂の強みは何と言いましても、140年を超える歴史です。
そして、その間に培ってきた企業としてのアジアではビューティー商品売り上げ高第一位のグローバルな展開もあります。
世界で約120か国と地域で展開され、資生堂4グループ全体の売り上げ高1兆51億円というのも安定した強みでしょう。
それというのも、上記でご説明しましたそれぞれの部門で、化粧品といえば資生堂と人々に認められるような強いブランド力を発揮しているからなのです。
特徴も知りたい
資生堂は歴史において、ご紹介しましたように元々が調剤薬局でしたから、その研究力はものすごいものがあります。
高機能、高品質はもちろん、高い安全性にも最新の注意を払っているのです。
イノベ―ティブな化粧品の最先端の美容法を研究しているのも、資生堂ならではでしょう。
そして、その土台になっているのが研究開発や生産においての高い技術力です。
こうした高い技術力を持って、原料選びを徹底して高品質な商品を研究開発しているというところに資生堂ならではの特徴があります。
その中でも、安心、安全への取り組みは消費者目線で徹底して行うために試作品や商品テストは欠かせないものとなっているのです。
企業としての信用を落とさないように安心、安全の取り組みにおいても、世界に求められている最強のブランドでありたいと願って取り組むのが資生堂のならではでしょう。