若いうちから気を付けておきたい女性特有の病気とは

女性を取り巻く環境の変化

女性を取り巻く環境は近年大きく変化をしています。
男女平等が言われるようになったことや男性の年収だけで生活できない環境ができたこと、家電製品の発達で家事にかかる時間が削減されたこと、こういった複数のことが関係して、女性が社会進出するようになり出産後も働く人が増えています。

そして、それ以外にも妊娠や出産の回数が減ったことや、結婚しない女性が増えていること、ストレスを抱えやすい世の中になったことなどによって、女性がかかりやすい病気にも変化が出てきているのです。
特に、乳がんについては近年多く取り上げられる病気となっており、この30年ほどで患者数は3倍に増えていると言われています。
このような女性のかかりやすい病気に変化が出ていることをきちんと把握して、早めから予防や対策することが求められるようになっているのです。

生理痛と関わりのある女性特有の病気

近年、女性特有の病気として注目が集まっているのが乳がんです。
しかし、それ以外にも様々な病気があります。

最近問題視されているのが子宮内膜症です。
年々、生理痛がひどくなっていると感じる人は予備軍や実際に子宮内膜症にかかっている可能性があります。

子宮内膜症というのは、子宮の内腔を覆っている幕の部分が子宮外で増える病気のことです。
昔は30代女性がかかりやすいと言われていましたが、発育が良くなったことや妊娠出産が減ったことで若年化が進んでいて20代から注意が必要と言われています。
不妊の原因にもなると言われているために早めの対策が必要です。

同じく生理痛がひどいことから疑わしい病気に子宮筋腫があります。
子宮の内外に良性の腫瘍ができるもので、良性であるために命に関わりがない病気ではあります。
しかし、筋腫の大きさや数によっては治療や手術が必要になりますから注意をしましょう。

生理痛は誰にでもあるものであり、病気ではないと思っている人も多いです。
そのため痛みを感じても鎮痛剤を飲んで対策をするという人も多いですが、痛みがひどくきになる場合には早めに受診をして原因を突き止めておくことが望ましいです。

気をつけるべき女性特有のがん

肥満気味の女性や、妊娠や出産を経験していない女性は乳がんにかかりやすいと言われています。
乳がんは40台以上の人がなりやすいと言われていましたが、これも若年化が進んでいます。
日頃から自分で乳房に触れてしこりがないかを確認するのはもちろんですが定期的に検診を受診することが望ましいです。

同じく子宮頸がんや子宮がんも近年患者数が増えている病気です。
40代の女性がかかりやすいと言われていますが、性交渉の経験がある人は誰でもかかる可能性があり、最近では10代でもかかる人がいると言われています。
細胞診と言われる検査方法で調べることができ麻酔も不要ですし痛みも感じない方法での検査ができますから、年に一度は検診を受けるよう心がけましょう。